離乳食のだしパックの選び方と使い方|100均・スーパー・炊飯器

離乳食のだしパックの選び方と使い方のイメージ

離乳食にだしパックを使うなら、原材料が「かつお節・昆布」など素材だけで、食塩やしょうゆなどの調味料が入っていないものを選ぶのが基本です。煮出すだけで手作りに近いだしが取れ、まとめて冷凍するのにも向いています。100均などで売られている空のパック袋に削り節を詰めれば、中身を自分で選んだ手作りパックも作れます。

だしパックの種類と離乳食での選び方

だしパックは、削り節や昆布などを不織布やお茶パックのような袋に詰めたもので、水やお湯で煮出して使います。スーパーには多くの商品が並んでいますが、離乳食の視点では、中身によって大きく2つに分けて考えると選びやすくなります。

タイプ中身の例離乳食での使い方
素材だけのパックかつお節、昆布、煮干し、しいたけなど手作りのだしと同じ感覚で使える。素材ごとの開始時期に合わせる
調味料入りのパック素材に加えて食塩、しょうゆ、エキス類、調味料(アミノ酸等)など大人の料理向け。離乳食では使わないか、後期以降にかなり薄めて少量

パッケージの正面に「無添加」「国産」などの言葉があっても、食塩が入っているかどうかは分かりません。必ず裏面の原材料表示で確認してください。また、かつおと昆布が一緒になった合わせだしのパックは、お子さまがかつお・昆布それぞれのだしに慣れてから使うと、気になる様子があったときに原因を考えやすくなります。種類ごとの使い始めの目安は「離乳食のだしはいつから?」をご覧ください。

だしパックの表示で確認すること

原材料表示:素材の後に何が書かれているか

原材料は使われている量の多い順に書かれています。「かつおのかれぶし、昆布」のように素材だけで終わっているか、その後に「食塩」「しょうゆ」「酵母エキス」「たん白加水分解物」「調味料(アミノ酸等)」などが続くかを確認します。混合削り節のパックは、さば・いわしなどかつお以外の魚が入っていることもあります。

栄養成分表示:袋の中身の値か、だし汁の値か

だしパックの栄養成分表示には、袋の中身そのものの値が書かれている場合と、表示どおりに煮出しただし汁の値が書かれている場合があります。中身の値の場合、実際にだし汁にどれだけ出てくるかは煮出し方によって変わります。数字を比べるときは、何に対する値かをそろえることが大切です。表示の単位をそろえて比べる計算方法は「離乳食のだし市販のおすすめ」で紹介しています。

「袋を破って使える」タイプに注意

中身が細かく粉砕されていて、「袋を破って中身を料理に使える」と書かれたパックもあります。この場合は、だし汁だけでなく中身の食塩や調味料もそのまま料理に入ることになります。離乳食では、袋を破らずに煮出して使うほうが無難です。

100均の空パックで作る手作りだしパック

100円ショップやスーパーでは、お茶やだし用の空のパック袋が売られています。これに削り節や昆布を詰めれば、中身を自分で選べる手作りだしパックになります。市販の調味料入りパックの代わりにしたいときにも便利です。

  1. 空のパック袋に、かつお節を軽くひとつかみ入れます。昆布を入れる場合は、細かく切るかはさみで小さくしてから入れます。
  2. 口を折り返して閉じます。
  3. 鍋に水を入れ、パックを入れて火にかけます。沸騰したら弱火にして少し煮出し、パックを取り出します。
  4. パックは絞らずに引き上げると、雑味の少ないだしになります。

手作りパックは、こす手間がかからないのが利点です。一方で、袋が小さいと削り節が広がらずうま味が出にくいことがあります。詰めすぎず、袋の中で削り節が動くくらいの量にするのがコツです。かつお節の選び方は「離乳食のかつおだし」で解説しています。

お茶用のパック袋は、だし用として使っても問題ないものがほとんどですが、商品の用途表示(煮出しに使えるか、耐熱かなど)を確認してから使ってください。

離乳食でのだしパックの使い方(鍋・炊飯器)

鍋で煮出す

基本はパッケージに書かれた水の量と煮出し時間に従います。ただ、大人向けの表示どおりに取っただしは、離乳食にはやや濃いことがあります。最初は水を多めにするか、取っただしをお湯で薄めて使い、お子さまの様子を見て調整してください。取っただしを冷凍しておく方法は「離乳食のだし汁の作り方と冷凍保存」で紹介しています。

炊飯器でおかゆ・軟飯を炊く

素材だけのだしパックなら、炊飯器でおかゆや軟飯を炊くときに一緒に入れる使い方もできます。

  1. 洗った米と、時期に合った量の水を炊飯器の内釜に入れます(おかゆモードがある場合はその目盛りに合わせます)。
  2. 素材だけのだしパックを1つのせます。
  3. 炊き上がったら、すぐにパックを取り出します。

だしの香りが付いたおかゆは、そのままでも食べやすくなります。調味料入りのパックはこの使い方には向きません。おかゆをだしで炊く方法は「離乳食のおかゆをだしで炊く方法」で詳しく解説しています。

炊飯器にパックを入れる場合は、お使いの炊飯器の取扱説明書で、米と水以外のものを入れて炊いてよいかを確認してください。

だしパック・粉末・手作りの比較

だしの用意の仕方は、それぞれに良さがあります。手間・保存・食塩の確認ポイントで比べると、次のようになります。

方法手間と保存食塩の確認ポイント
手作り(昆布・削り節)取る・こす手間がかかる。だし汁は冷凍で保存調味料を入れなければ、加える食塩はない
だしパックこす手間がない。未開封のパックは常温で保存できるものが多い原材料に食塩・調味料があるか。表示が中身か抽出後か
粉末・顆粒だし溶かすだけ。料理に直接混ぜられる。開封後は湿気に注意1回に使う量あたりの食塩相当量に換算して確認

価格は商品や容量によって幅があるため、1袋あたりや1杯あたりなど、実際に使う単位でそろえて比べると判断しやすくなります。粉末・顆粒タイプの選び方は「離乳食の粉末だし・顆粒だし」をご覧ください。

幼児食・取り分けでの使い方

離乳食の後期から完了期、さらに幼児食へ進むと、大人の料理からの取り分けが増えてきます。だしパックは家族分のだしを一度に取れるので、取り分けとの相性がよい道具です。

  • 味噌汁:だしパックで家族分のだしを取り、具を煮たところで子どもの分を取り分けます。その後で大人の分に味噌を溶きます。
  • 煮物:だしで野菜を煮て、しょうゆなどを入れる前に子どもの分を取り分け、食べやすい大きさに切ります。
  • うどん・雑炊:だしで煮た段階で取り分け、大人の分にだけつゆや調味料で味を付けます。

1歳以降は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」の食塩相当量の目標量(1〜2歳で1日3.0g未満、3〜5歳で1日3.5g未満)を意識して、だしのうま味で薄味を続けていくのがポイントです。

はぐくみユーグレナ かつおと昆布のうまみだしのパッケージ

離乳食が完了したら:かつおと昆布のうまみだし

煮出す時間がない日は、粉末だしという選択肢もあります。はぐくみユーグレナの「かつおと昆布のうまみだし」は、かつおと昆布のうま味に、ユーグレナをはじめ36種の栄養素を配合した粉末だしです。取り分けた味噌汁やうどん、おにぎりなどに小さじ1杯加えるだけで使えます。1杯(2.5g)あたり食塩相当量0.145g、カルシウム100mg、鉄1.7mgです。

対象は離乳食を完了したお子さま(1歳半ごろ〜が目安)です。離乳食期には使わず、完了後に様子を見ながら量や濃さを調節してください。小麦・大豆・乳成分を含みます。食物繊維を使用しているため、便がゆるくなる場合があります。最新の価格は公式サイトでご確認ください。

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よくある質問

Q. 離乳食に市販のだしパックを使ってもいいですか?

A. 原材料がかつお節や昆布など素材だけで、食塩やしょうゆなどの調味料が入っていないパックなら、手作りのだしと同じ感覚で使えます。調味料入りのパックは大人の料理向けと考え、離乳食では使わないか、後期以降にかなり薄めて少量にとどめてください。

Q. 100均のお茶パックでだしパックを代用できますか?

A. 空のお茶パックやだし用の袋に削り節や昆布を詰めれば、手作りのだしパックとして使えます。煮出しに使えるかなど、袋の用途表示を確認してから使ってください。

Q. 炊飯器にだしパックを入れておかゆを炊いてもいいですか?

A. 素材だけのだしパックなら、米と水と一緒に入れて炊き、炊き上がったらすぐ取り出す使い方ができます。調味料入りのパックは避け、炊飯器の取扱説明書で米と水以外を入れてよいかも確認してください。

Q. 袋を破って中身を使えるだしパックは離乳食に使えますか?

A. 中身を料理に入れると、中に含まれる食塩や調味料もそのまま入ります。離乳食では袋を破らずに煮出し、だし汁だけを使うほうが無難です。

本記事は一般的な情報です。お子さまの体調・発達・アレルギーに不安がある場合は、かかりつけの小児科や自治体の栄養相談にご相談ください。

はぐくみユーグレナ編集部(グリーンシトラス株式会社)/2026年10月公開