離乳食のかつおだし|作り方・アレルギーの確認・始める時期

離乳食のかつおだしのイメージ

離乳食のかつおだしは、昆布や野菜のだしに慣れたあと、初期の後半〜中期ごろから少量ずつ試すのが一般的な進め方です。かつお節は魚が原料なので、初めて使う日は体調のよい日にひとさじから始め、様子を見ることが大切です。取り方は鍋だけでなく、電子レンジや茶こしを使えば少量でも手早く作れます。

かつおだしの特徴と始める時期

かつおだしは、香りとうま味がしっかりしているのが特徴です。昆布だしに比べて風味がはっきりしているため、おかゆや煮物に少し加えるだけでも味に変化が付き、薄味のままで食べやすくなります。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」でも、だしのうま味を活用して薄味にすることがすすめられています。

使い始める時期は、資料によって「初期から」「中期から」と幅があります。公的資料では、だしの種類ごとの開始月齢は決められていないためです。この記事では、昆布や野菜のだしに慣れたあと、初期の後半〜中期ごろから少量で試すという、一般的に多く紹介されている進め方をもとに解説します。開始時期に幅がある理由は「離乳食のだしはいつから?」で詳しく整理しています。

かつおだしの作り方3通り

離乳食で使うかつおだしは、1回に使う量が少ないため、作る量や手間に合わせて方法を選ぶと続けやすくなります。分量は一般的な目安です。

方法向いている場面ポイント
鍋まとめて作って冷凍したいとき香りよく仕上がる。こし器かペーパーでこす
電子レンジ1〜2回分をすぐ作りたいとき耐熱容器で加熱し、吹きこぼれに注意
茶こしひとさじ分だけ欲しいとき熱湯を注ぐだけ。洗い物が少ない

鍋で作る

  1. 鍋に水500mlを入れて沸かします。
  2. 沸騰したら火を止め、かつお節(ひとつかみ程度)を入れます。
  3. かつお節が沈むまで1〜2分おきます。
  4. ペーパータオルを敷いたざるなどでこします。かつお節をぎゅっと絞ると雑味が出やすいので、自然に落ちるのを待ちます。

電子レンジで作る

  1. 大きめの耐熱容器に水とかつお節を入れます。容器は水の量より十分に大きいものを使うと吹きこぼれにくくなります。
  2. ふんわりとラップをかけ、沸騰するまで加熱します。加熱時間はお使いの電子レンジと量によって変わるので、様子を見ながら調整してください。
  3. そのまま少しおき、茶こしやペーパーでこします。

加熱直後の容器や中身はとても熱くなります。取り出すときはミトンを使い、やけどに注意してください。

茶こしで作る

  1. 茶こしにかつお節をひとつまみ入れ、カップの上にのせます。
  2. 熱湯を少量ずつ注ぎ、そのまま少しおいて茶こしを外します。

初めてかつおだしを試す日など、ほんの少しだけ使いたいときに便利な方法です。まとめて作って冷凍する手順は「離乳食のだし汁の作り方と冷凍保存」で紹介しています。

初めて使うときのアレルギー確認の手順

かつお節は魚から作られています。だし汁は身そのものとは異なりますが、初めて使うときは新しい食材を試すときと同じように進めると安心です。

  1. 体調のよい日を選ぶ:かぜぎみの日やワクチン接種の前後など、体調に変化が出やすい日は避けます。
  2. 受診しやすい時間帯に:何かあったときに医療機関を受診できる、平日の日中などに試します。
  3. ひとさじから:慣れたおかゆやペーストに、かつおだしを少量混ぜて与えます。
  4. ほかの初めての食材と重ねない:同じ日に別の新しい食材を試さないようにすると、何に反応したのか分かりやすくなります。
  5. 食後の様子を見る:口の周りや肌の赤み、じんましん、せき、吐くなどの様子がないかを確認します。
  6. 問題がなければ少しずつ:数回に分けて量を増やし、使う料理の種類を広げていきます。

気になる様子が見られた場合は、すぐに与えるのをやめて医療機関に相談してください。これまでに魚で症状が出たことがある場合や、食物アレルギーの診断を受けている場合は、かつおだしを始める前にかかりつけの医師に相談してください。

削り節を選ぶときの表示の見方

かつおだしに使う削り節は、スーパーなどでさまざまな商品が売られています。だしメーカーとして、パッケージの表示で確認してほしい点をまとめます。

原材料が「かつお」だけかを見る

削り節の原材料表示には、何の魚の節かが書かれています。原材料がかつおだけのものを選ぶと、何を使ったかが明確になり、アレルギーの確認もしやすくなります。

「混合削り節」は魚の種類を確認する

「混合削り節」と表示されたものは、かつお以外に、さば・いわし・そうだがつおなど、複数の魚の節が使われていることがあります。かつおだしのつもりで使っても別の魚が入っていることになるため、初めて試す段階では原材料をよく確認してください。

味付きの小分けパックや「ふりかけ」は別物

小分けパックのかつお節の中には、しょうゆなどで味付けされた商品もあります。だしを取る目的なら、味付けしていないものを選びます。

粉がつおは「身ごと食べる」と考える

かつお節を細かい粉にした粉がつおは、料理にそのまま混ぜられて便利ですが、だし汁とは違い、かつお節そのものを食べることになります。だし汁で慣れてから、少量から使うのがおすすめです。

市販のだしパックや粉末だしを使う場合の選び方は、「離乳食のだしパックの選び方と使い方」で解説しています。

時期別の量と使い道

かつおだしの量に決まった基準はなく、料理に必要な水分として使うのが基本です。最初は昆布だしや野菜だしに少し混ぜるところから始め、慣れてきたら単体でも使っていきます。

時期の目安使い道の例量と濃さの考え方
初期の後半おかゆ、野菜ペーストに少量混ぜるひとさじから。昆布だしで薄めてもよい
中期(7〜8か月頃)豆腐や野菜の煮物、とろみ煮煮汁として。香りが強ければお湯で薄める
後期(9〜11か月頃)うどん、おじや、汁物、だし入り卵料理昆布との合わせだしにすると味に深みが出る
完了期(12〜18か月頃)大人の汁物・煮物からの取り分け味付け前に取り分け、調味料はごく控えめに

合わせだしにするとき

かつおだしと昆布だしの両方に慣れたら、合わせだしにすると、それぞれ単体よりうま味が強く感じられます。うま味がしっかりしている分、調味料を足さなくても食べやすくなるのが合わせだしの良いところです。昆布だしの取り方は「離乳食の昆布だし」をご覧ください。

香りのよいかつおだしは、作った直後がいちばん風味が立ちます。まとめて作る場合は、粗熱を取ったらすぐに冷蔵・冷凍し、使う分だけ取り出すようにすると、風味も衛生面も保ちやすくなります。

はぐくみユーグレナ かつおと昆布のうまみだしのパッケージ

離乳食が完了したら:かつおと昆布のうまみだし

はぐくみユーグレナの「かつおと昆布のうまみだし」は、かつおと昆布のうま味に、ユーグレナをはじめ36種の栄養素を配合した粉末だしです。だしを取る手間なく、うどんやおにぎり、味噌汁、卵焼きなどに小さじ1杯加えるだけで使えます。1杯(2.5g)あたり食塩相当量0.145g、カルシウム100mg、鉄1.7mgです。

対象は離乳食を完了したお子さま(1歳半ごろ〜が目安)です。離乳食期には使わず、完了後に様子を見ながら量や濃さを調節してください。小麦・大豆・乳成分を含みます。食物繊維を使用しているため、便がゆるくなる場合があります。最新の価格は公式サイトでご確認ください。

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よくある質問

Q. 離乳食のかつおだしはいつから使えますか?

A. 昆布や野菜のだしに慣れたあと、初期の後半〜中期ごろから少量ずつ試す進め方が一般的に紹介されています。公的資料では種類ごとの開始月齢は決められていないため、お子さまの様子を見ながらひとさじから始めてください。

Q. かつおだしでアレルギーが出ることはありますか?

A. かつお節は魚が原料のため、初めて使うときは体調のよい日の受診しやすい時間帯に、ひとさじから試すと安心です。魚で症状が出たことがある場合は、始める前にかかりつけの医師に相談してください。

Q. 少しだけかつおだしを作る簡単な方法はありますか?

A. 茶こしにかつお節をひとつまみ入れて熱湯を注ぐ方法や、耐熱容器に水とかつお節を入れて電子レンジで加熱し、こす方法があります。1〜2回分だけ欲しいときに便利です。

Q. 混合削り節で離乳食のだしを取ってもいいですか?

A. 混合削り節は、さば・いわしなどかつお以外の魚が使われていることがあります。初めてかつおだしを試す段階では、原材料がかつおだけの削り節を選ぶと、何を使ったかが分かりやすくなります。

本記事は一般的な情報です。お子さまの体調・発達・アレルギーに不安がある場合は、かかりつけの小児科や自治体の栄養相談にご相談ください。

はぐくみユーグレナ編集部(グリーンシトラス株式会社)/2026年10月公開